第2回: 「誰かのために歌いたい」から「誰かのための歌が自然と生まれる」
前作からより子の進化・成長
- オリジナルアルバムとしては『記憶』以来のリリースとなりますが、この約2年半の間で、どういった変化がありましたか?
- 今までは自分の内側、自分自身の葛藤とか想いとかを書いてたけど、今回のアルバムはそういうのとは全然違った。「これはきっと誰かの背中をおしてくれる曲だな」って思ったり、「これは誰かが聴いてすごく幸せにしてくれる曲だな」って思ったり、いつも作っている時に聴いてくれる人のことを考えながら作ったんだよね。
- 自分自身の心の中を歌っていたことから、「誰かのために歌う」って、大きな心の変化だと思うんですけど、その変化のきっかけは?
- きっかけというより、積み重ねだよね。3枚目の時にその心の変化は起こってたんだけど、「誰かのために歌いたい」っていう感情は、その時初めて気付いた感情で。その時はただ一生懸命で、余裕はまだ全然なくて。それからのライブ活動や、チャリティーや、人の出会いを通して、少しづつ心も体も成長して進化していってる気がした。だんだんと頭の中で流れてくる曲は、自分だけの曲じゃなくて、誰かの元にいきたがってる曲だっていうのをすごく感じるようになっていったの。
- 具体的に、生まれてくる曲にはどういう変化がありましたか?
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『あい』を作ってから、『あい』っていう歌を歌うと、どうしても愛が溢れる自分になるの。悲しい歌を歌っていると、悲しみが溢れる自分になっちゃう。『WAKE UP』っていう曲はすごく自分も元気になれる曲で。歌っている自分をすごく好きになれる曲が出始めて、それでみんなも元気になっている姿とか励まされている姿がすごい入ってくるようになって、それが「誰かのために歌う」ことへの自信に変わっていったんだと思う。
第1回: 「My Soul」完成!より子の魂が、あなたの魂に寄り添うように
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