第3回: より子の信念が生んだ8曲から完成するストーリー、
そこから生まれる希望のメッセージ
- より子さんの生き方の基盤となっているものって、何だと思いますか?
- 「生きる」を歌って表現すること。この信念が、ぶれたり消えたりすることはないし、誰かが崩すこともできない。逆に信念がある分、やってくる困難も大きい。でもどんなに苦しくても、乗り越えていけるのは、自分の信念があるから自分の道を突き進んでいけてるんだと思う。
- このアルバム8曲を振り返ってみると、より子さん自身がこれまで信念をぶらさずに貫いていって今開けた場所に辿りつけたから、「自分の信念を貫いていければ、ちゃんと開かれるんだよ」という想い・メッセージが、ちゃんと説得力を持って歌えているように思います。
- そうだと思う。開けたよね。「陽はまた昇る」の歌詞にもあるように、「これ以上歩けない」って思ったことが何度もあったんだけど、ギリギリのところまで追い詰められた時に、誰かや目に見えない何かが私の手を掴むんだよね。で、またひっぱり上げられるわけ。その度に、「あ、また生かされたんだ」と思って、「じゃあ、やっぱりこの信念・この道は、間違ってないんだな」って思っちゃうわけ。それでまた歩いていって、それの繰り返し。そして、その繰り返しで得たものが、気付いたら自信になっていた。
- 今回、この8曲にはどんなストーリーが描かれていますか?
- 暗闇から始まって、光へたどり着くまでの心の旅が描かれてると思う。でもその心の旅は、『あい』で終わりではないわけ。一周するの。『あい』に行ったら、そこから『陽はまた昇る』わけ。で、またそこから色々な喜怒哀楽や体験があって、でも最後は愛に辿りついて、また陽は昇ってって。円になってる。私の中では繋がっていて、納得する物語になっている。でも、ストーリーは聴く相手の中にあるものだから、聴いて感じたものがこの作品のストーリーだと思う。
第2回: 「誰かのために歌いたい」から「誰かのための歌が自然と生まれる」
前作からより子の進化・成長
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